待って

ゴシュウゴシュウ!

逞しく走り出していた

熱視線で黒く塗り潰され

既に走り出していた

山は白く朝日を浴びて

僕は時代に取り残された道化師の様に

走り去って行く歴史を眺めていた

まだ半分以上残された蓮根の入った寿司を眺めていた




自由詩 待って Copyright  2018-01-12 02:54:33
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