初冬三首
藤原絵理子
秋ふけて、もみぢがしとねに寄すとて
もみぢ葉の落つるけしきもはかなきに 霜にきほひてつもりぬるかな
浅茅がうへに露おきぬるとてよめる
冬枯れの草葉にむすぶ夕露の 玉なすがごとあけぼのの袖
池のほとりに冬来ぬるとて
ことわりと思ひ知るともわびしきは 憂きこがらしの寄するささなみ
短歌
初冬三首
Copyright
藤原絵理子
2017-12-24 21:09:21