無題
倉科 然
夕暮れ時の紅い雲
スズメが三羽飛んでいた
セミ鳴き声が煩くて
窓を閉めても
それはジワリと部屋に浸透してくる
汗ばんだ肌が陽に照らされて
またどうしようもなく空虚な夏が来ると思った
自由詩
無題
Copyright
倉科 然
2017-07-06 03:47:27