砂丘
斎藤秀雄

そのこ
とに君自
身が気
づくこ
とはな
いとしても

すべ
ての単
語を暗
号化してい


君の手
紙の名
宛人は僕か
もし
れないし違
うかもし
れない

そし
てしっか
りと封
をしてバッ
クパッ
クのいちばん奥
底に潜り

ませる

悼むこ
とをや
めとも
にあら
ねばな
らない

君以
外の
誰に
もそれは分
からな
いが君
は分
かっている

僕は詩
を書く

焚き
火は弱々
しいが温
度はちょ
うど
いい

その手
紙はす
でに名
宛人に届
いたのだと君
は分
かっている

小さ
な折り
たたみ
式のテー
ブル

君は手
紙を書
き終え
ると署
名する

焚き
火でわ
かしたあ
たたかいミ
ルクをの



字単
位で暗
号化すると複
合が容
易になってし
まう

僕はも
うじき死


太陽の輪
郭のいちば
んてっぺ
んの部分が水
平線にか
かっている

君は手
紙を書


明け
方の砂
浜が見
える砂
丘の小
さなテ
ントのそば


自由詩 砂丘 Copyright 斎藤秀雄 2017-06-20 00:32:05
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