余白
はるな



4さいのとき
14さいのとき
24さいのとき
ぜんぶそれぞれに淋しかったけど
朝おきて晴れててとなりにだれかが寝ててその誰かは自分ではなくて
となりの部屋の窓が開いてるからテレビのおとが聞こえてくる
手のひらでシーツと汗がまざってて
五月で
結局この(美しい)世界を許したり愛したりできないんだなと思うとそれはもうどうしようもなく事実で、(いつものここは外側で)、
輪が鳴っている最中、
数字のわたしはつねにつねにみにくい余白でした



自由詩 余白 Copyright はるな 2017-05-27 00:17:18
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