恥垢
花形新次

ゴミのような自称詩にも
何かしら価値らしきものがあると
思っているうちは
ゴミ、糞尿、肥溜め以外の何ものでもない

久しぶりにすき焼き食った翌日の
シラタキ入りのウンコの方がまだ価値がある

だから、スルメ食ったときの
歯にはさかったカスぐらいのもんだって
認識して、ちゃんと文体にもその旨匂わせて
「すみません、クソつまらない
ブス女子高生の包皮とクリトリスの間に溜まった
恥垢みたいなもんです」って述べてから
書き始めるぐらいの
奥ゆかしさがなかったら
許されるもんも許されねえぞ、ああ

自称詩人の女子高生
今からでも遅くない
恥垢を葉書にぬすくりつけて
私に送りなさい

男子校生だったら
必ず殺すか
オカマの自称詩人に16万円で売る


自由詩 恥垢 Copyright 花形新次 2017-03-26 22:20:11
notebook Home 戻る  過去 未来