赤星
ジウ

叶うならば

柔らかな草の褥に抱かれるように

君の胸に手のひらで触れて
火傷しそうな低温の心臓に落ちていく

人はさ迷う遊星
真っ直ぐに核を貫くよう

自由落下の速度で
溶け合うように眠りたかった


自由詩 赤星 Copyright ジウ 2017-03-02 15:57:18
notebook Home 戻る  過去 未来