ザマジック
さわ田マヨネ

君の住む街のパチ屋の喧騒もあかりもきっとうそじゃなかった


木工用ボンドが澄んでいくようなわたあめ越しの世界のあけがた


ゴークネンゴノジンルー?がタノスミ??とツテテテクレルミブリテブリデ


ほんとうにおなかがすいてしまうまでこのままずっとプヨプヨしようよ


朝帰りされてて窓全開にして春のつめたい風を見おくる


友達が振る粉チーズのシャカシャカにつられて唱えるじゅもんのような


うれしくて固まる アイスノンみたいになかなか溶けなくてすこし困る


プレゼントをもらいそびれた少年が手をかざしている石油ストーブ



短歌 ザマジック Copyright さわ田マヨネ 2017-01-20 21:25:01
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