さわやか句会1
花形新次

血しぶきに染まるバットと枯芙蓉

年越の蕎麦を詰まらせジジイ逝く

いつもより粘りけ強い餅食わす

寝た切りに冷水浴びせ冬の虹

襟巻の跡が鮮やか絞殺体

春を待つジジイの望み鉈で断つ

冬の耳コワルスキーの膝想う

初髪の乱れ気にせずフェラのきみ

市民デモ突入トラック冬の夢


俳句 さわやか句会1 Copyright 花形新次 2016-12-29 11:54:25
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