棒立ち
志田陸

心のどっかにふわりとあるもの
感触はない
足音もない
でもあるとわかるもの
取り出せない
取り出したくない
でもあると言ってるの

強すぎる視線
私を見つめてる
それが確信させるの

そして涙を
そして決意を
そして全てを諦め
そして流れていく
涙が
足元が
空が
星が
時が
光が


ゴミ箱へ

分別はわからない


自由詩 棒立ち Copyright 志田陸 2016-08-30 10:40:38
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