嫌な奴だろう
坂本瞳子

真実を語ることの残酷さを
知っていながら繰り返す

誰のことも貶める気などないが
事実を曲げる気は毛頭ない

白と黒とに明確に分けられないことは多々あると
齢がすでに教えてはくれたけれど

正しくあろうとすれば人に疎まれることも
十分に分かってはいるけれど

私は私
だからしょうがない


自由詩 嫌な奴だろう Copyright 坂本瞳子 2016-07-14 22:55:49
notebook Home 戻る  過去 未来