レタス

君とぼくの
関係はとてもブルーで
誰も寄せ付けない
サファイアのようでいて
実はとても崩れやすい
硬度のバランスに生きている

ルビー色のカメリアが咲いたら
少しは暖かくなるかも知れないけれど
今のところは
脆弱な関係を保ちながら
震える肩を抱き締めている

ぼくたちの間に生まれた
嬰児は
深いグリーンの瞳を湛え
未来の至福を予感させる

もう…
これでいい

ダイアモンドの輝きは
眩しすぎて
要らないよ




自由詩Copyright レタス 2016-07-07 23:20:44
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