深紅色の本務機
あおば

          160320

団長の思いとは
断腸の思いの誤植と分かる
編集長は校正係も兼ねているのかと
私は少しだけど異議を唱えたい
人間を考えるのが芸術の真意だとしたら
文化講演会でも聞いて
猿の悲しみの非常なるものを知るのも
良いかも知れない
例え話であっても、リアリティーを感じるのは
胸がつぶれる思いとか、胸が熱くなるとか
ストレスで胃潰瘍になるとかの実例や実体験が
ごろた石のように転がっていていつまで経っても
苔が生えない
君が代とは縁が無いなぁと不敬な考えを意識して
今日は旗日なので公民館にも日の丸が
互い違いに2旗立てかけてあり
まるでお召し列車牽引機のEF5861号みたい
深紅色に塗られ、懸命に磨き立てられた本務機は
朝日を浴びて本当に神々しく格好いいので
撮り鉄たちが群がって、撮影場所を巡っていざこざを起こす
普通のイベント列車とも異なりお召し列車となると警備は厳重で
沿線でいざこざなど起こそうものならば直ちに排除されるから
口争い程度で実力行使は起こせないから、殺気立つ中にも
一応の秩序が保たれている
国連加盟国の我が国もいざこざは起こせない
地球に対しても責任がある
持続可能な社会を築かなければならない
京都議定書を批准し発効したことを忘れてはならない
朝三暮四の暮らしをしているうちに猿にも劣ると貶されて
今や、見る影も無く落ちぶれてしまったのも
権力から見放され、左遷されて猿の声を聞きながら
書き上げた李白の「早に白帝城を発す」の朗読を聞きながら
垂れ流し現在詩の編集をするのは左遷されたような気持ちになり
李白の気持ちに共感したとコメントしたら
やたら共感したなどと禁句を発するなと叱られる
持続可能社会を続けないと猿声も聞くことが出来なくなる
悔し紛れにレスをした


自由詩 深紅色の本務機 Copyright あおば 2016-03-21 00:18:58
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