四十肩(五十肩)になりました
ふるる

正式には「肩関節周囲炎」という疾患群だそうです。原因不明の肩の炎症で、肩の可動範囲が著しく狭まり、個人差はありますが、まあ痛い痛い。
具体的には、上腕二頭筋をペンチでねじ切られるような痛みです。うっかり腕を引っ張られようなものなら、
「ふぐぅ」とうめいてしばらくうずくまるくらいです。
ろくに運動もせず、四十肩って肩が上がりにくいくらいかな?なんて思ってた過去の自分をぶんなぐりたい。

ことの始まりは、ダイエットしようと思いたち、TVゲームで毎日毎日アホみたいにスカッシュをやっていたのです。
そのうち右肩がなんか上がりづらくなり・・・それが去年の11月はじめ。
それからだんだん可動範囲が狭くなり、上げるのはもちろん、腕を後ろに組むのも痛くてできなくなりました。
そして1月には仰向け・寝返りですら痛むので眠れなくなり、日中でも痛くなり、四六時中痛いことしか頭になく、
整形外科を受診しましたが、
「すぐには治りません。半年から1年くらいかかりますねー」とのありがたいお言葉。
ヒアルロン酸注射をして、1か月痛み止めを飲んで、最初は全然効いてる感じが無かったですが、だんだんと痛くなくなって、2か月たった今は飲まなくても大丈夫になりました。整形外科では、温めたり低周波あてたりマッサージしたりしましたが、効いてる実感ゼロだったので通うのを止めました。
それどころか通うの止めてからしばらくして、右腕がちょっと上に上がるようになりました。
病院でなく、自分でもできるんじゃないかと思って、暇さえあれば腕をぐるぐる回すようになったのがよかったのかも。
ところが!

今度は左肩が同じような症状になってまいりました。頑張って腕を回してるけど、じりじりと可動範囲は狭まっています。
もーーーやだよーーー

痛くなって以来、一日一度は映画『ブレードランナー』のセリフ「絶え間ない苦痛、それが奴隷の一生だ」がよみがえります。

いや、奴隷だって、夜はちょっとは寝かせてもらえたんじゃないかと思うけど、夜痛くて3時間おきに起きちゃって、その後もしばらくマッサージしないと眠れないって、生活に支障が出ます。
実際、痛み止めが胃に良くない+ストレスで1か月ほど胃痛と吐き気でちょっとしか食べられず。今は治ったけど、食欲あって、食べられるって、幸せですね・・・

一睡もできない人は、痛み止めの座薬とか、神経ブロック注射とか、あるみたい。

出産の時も思いましたが、こんな痛いのほっとくなんて、人類はバカなの?マゾなの?と思います。

とにかく言いたいのは、みなさんお気をつけて!!ってことです。

一日一回は、腕を上に伸ばしてストレッチとか、して下さい。原因不明・老化現象とはいえ、運動不足とか、あまり肩を動かさないと良くないらしいので。私みたいに急に運動(?)も良くないみたいだけど。
痛くなったとしても、腕をぐるぐる回して、肩にある潤滑液?が固まるのをなるべく防ぐといいみたい。なんか、液状なのが、糊みたいになって関節を固めてしまうとか、整形外科のマッサージの人が言っていました。

もうこんな痛みを体験するのは、私で終わりにしたいんです。なんてねー


追記

これを書いてから、かれこれ10か月がたちました。ほぼ痛くなくなったのは半年後、腕を後ろで組めるようになったのは8か月後、もとどおりの可動域になったのが1年後でした。
左肩の方は、必死で動かしていたせいか、痛い期間は1か月くらいでした。良かったー

どんなつらいことにも、終わりは、ある。(大げさ)


散文(批評随筆小説等) 四十肩(五十肩)になりました Copyright ふるる 2016-03-17 13:42:42
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