馬鹿/日暮れ
yamadahifumi

馬鹿


光には彩りがあって
少し暗い方がよくもてると言う
髪をとかして君に見せたい
新しい髪型、流行りのアクセサリーで
僕は馬鹿になりたい
電車を待っている時
線路に飛び込む君の姿が見えた
ああ、君も馬鹿になればよかったのに




日暮れ


雨降ってる夜は
もう一度雨が降る
神がいる日はもう一度
神様が降りてくる

トレジャーハンティングはたまにうまくいく
誰も裏切り者がいない時に限り
もし君が裏切り者なら
僕は君をためらいなく殺すだろう

人混みにトラックで突っ込む男も
いつか甘い夢を見た事があるのだろうか
今日、牢獄にも
社会と同じ日が暮れる


自由詩 馬鹿/日暮れ Copyright yamadahifumi 2016-01-14 07:33:38
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