朝のハーモニー
溶融








またねと
明日にでも会う装いで
きみはいなくなった

どこからか君が芽吹いた

またねと
夢の中でも幾度となく
きみはいなくなった

どこからかまた君が芽吹く

多分
数え切れないほどの
またねを
きみは僕に残して
存在を消している

その度にぼくは
またかと
思っているのだ

またね

めぐりあわせたかのように
また朝が芽吹く





















自由詩 朝のハーモニー Copyright 溶融 2015-12-28 13:11:19
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