Margarita
レモン

しろい花
しろい花
埋めつくす花の葬列

眩しすぎて目を閉じた


夜の果ては
とても寒くて
眠るような哀しみが
鬼火の向こう
揺らめきながら燃えている

そんな重さを
ひとりごとみたいに飲み込んで
溶かしたかった泪の変わりに残したrouge,
それだけが滲む意味


理由など知りたくない
囚われたい消したくない奪われたくない奪いたい消えてしまいたい自由になりたい



自由になりたい…



聲にならない身体
道連れに


しろい花
しろい花
埋めつくす花の壮烈

憧れは夢よりも遠く

眩しすぎて目を閉じた


自由詩 Margarita Copyright レモン 2015-11-15 03:52:46
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