ほっとする成分
Rabbies Diary

トイレの電球がスイッチを入れた途端切れた

電球型のLED照明だとなんだか寒々しい

LED照明が冷たくシャープで長寿命な理由はこういうことらしい

- 赤外線や紫外線など無駄な光をださないこと
- 発熱でロスとなるエネルギーがないこと
- 全方向に光を出さず狭い範囲を照らすこと

赤外線や紫外線は無駄な光なんだろうか
熱くなることはロスなんだろうか
広い範囲を照らすことは必要ないんだろうか

思い出す
きみが昔、話してくれた縁日の電球のこと

箱のなかでひよこたちが電球で暖められてたっとほんとかな

遠赤外線だか紫外線だか知らないがほっとする成分を出す
まがいものの太陽

まがいものだけれど
震えるひよこたちにとってはほんもの

裸電球の太陽で照らすから
お客さんも笛太鼓もあったかくて活気があるのよ
金魚すくいだけじゃなくて 宝石すくいだってあったんだから

きみが話してくれた思い出は
電球の余熱でどこかあったかい(宝石はさておき)

つまり その

LEDなんかじゃなくて 電球が好きって話だよ


自由詩 ほっとする成分 Copyright Rabbies Diary 2015-11-15 00:18:34
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