酔い待ち
捨我

鈍痛で目が覚める
平日の昼下がり
調子が悪いんだ
いつものことだけど

気つけのアルコール
ツマミが無いな
まぁ別にいいか
たまにはいいもんが飲みたい

不健康な幸せだな
噛みしめるほどのものじゃない
長生きはできそうもない
必死こいてする気もない

生きてるだけで素晴らしい
そんな嘘は聞き飽きた
自画自賛にも力がいる
空っぽだったら尚のこと

時計は止まってる
それでも陽は沈む
落ちはじめたら早い
重力は強い


自由詩 酔い待ち Copyright 捨我 2015-04-18 20:07:03
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