楽園の招待
捨我

ひとりぼっちの君を誘う
楽園の招待
退屈な明日を捨てること
君は躊躇するだろうか

恐れることはなんだ?
ここでは誰も傷つかない
君の抱える痛みなど
そこでは誰も気付かない

黒い白鳥が舞う
降り積もる雪はクリスタル
コーラの飛沫は黄金で
君はチョコを頬張った

曇りきった目で見つめる晴天の空は
何もない君と良く似ていた
それでも果てはあるのさ
それだけはどこも同じなんだ

楽園の正体は
楽園の正体は――


自由詩 楽園の招待 Copyright 捨我 2015-04-17 19:55:42
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