勇敢な者となり人からの栄光を求めてはならない
生田 稔
勇敢な者となり人からの栄光を求めてはならない。
生田:大垣さんは集会で注解をしたいけどなかなか出来なくて悩んでいると仰っておられたので、今日は励ましとなる資料を探してきたんですよ。
大垣:楽しみです。
わたしは、とにかく自信がないのです。そもそも文章の意味がつかめない時もありますし、聖句が難しかったりします。それに皆さんの立派な注解に圧倒されてしまいます。
生田:今日調べてきたバラクと言う裁き人もある時、自信を失わせる事態に直面しました。その点を裁き人4:6、7、から読んでみます。[ ときに彼女は使いを送ってアビノアムの子バラクをケデシュ・ナフタリから呼び,彼にこう言った。「イスラエルの神エホバはこのようにお命じにならなかったでしょうか。『行って,タボル山上に散開するように。あなたは,ナフタリの子らとゼブルンの子らの中から一万人を連れて行かねばならない。7 そうすれば,わたしは必ず,キションの奔流の谷で,ヤビンの軍の長シセラおよびその戦車と群衆をあなたのもとに引き寄せる。わたしは彼をあなたの手に与えるのである』」。
このように、女予言者デボラを介してエホバから1万の軍でカナン軍と戦うよう命じられたのです。 1万の軍隊に対してカナンの兵力はどれ程だったのでしょうか。
裁き人4:3半ばから読んでみて下さい。
大垣:(裁き人4:3を半ばから読む)「彼は鉄の大鎌のついた戦車九百両を有し。」
鉄の大鎌のついた戦車900両とは、とてもイスラエル軍とは比較にならないほど強い軍隊なんですね、誰でもしり込みしますね。
生田:バラクは果たしてどうしたのでしょう。聖句を開いてみましょう。
裁き人4:8を読む「 これに対してバラクは彼女に言った,「もしあなたが共に行ってくださるなら,わたしも必ず行きます。あなたが共に行ってくださらないなら,わたしは行きません」
ここにあるようにバラクどのように行動しましたか
大垣:女の人に一緒に行ってくれるように頼んだのですね。これは男性とし
て恥ずかしいことではないでしょうか。何故そのようなことをしたのでしょうか。
生田:バラクは自分を目立たせて人からの栄光を求めるようなことをしなかったのです。
大垣:助けを求めることが強い信仰
だったとは意外ですね。
生田:そのように思われるかも知れませんね。しかしバラクは自信のないまま、無謀な戦いに行くのではなく、自信が持てる状況を整えて、勇敢に戦いエホバに栄光を表すことができたのです。バラクの例からどのような点を学ぶことが出来ると思われますか。
大垣:人の評価を気にするのではなく、エホバをたたえたいという気持ちを第一にすることと、自信を持てるように努力することですね。わたしも判らない点を恥ずかしがらずに誰かにきいたり、研究参加してもらったりできますね。
生田:そのようにしてバラクのように勇敢に行動して、人からの栄光を求めないよう出来ますね。
[2015年4月10日 生田公子と大垣女史の聖書学校の舞台での会話]