牙ネコ、タマちゃんに捧げる詩
南無一


牙ネコは けして
にゃーあ なんて
軽々しく 鳴いたりしない。

鋭い牙 キラリ
百獣の王のように 吼えるのだ。

人間なんかに 甘えない。
ドックなんかに ビビらない。

それが 牙ネコの自尊心。

ネコには 牙が 必要だ。
ドックなんかに なめられるな。

ネコには キャンキャン ほえかけて 威嚇する。
大型犬には しっぽを垂らして 縮こまる。
そんなドックなんかに なめられたくない。 

タマちゃんは 牙ネコに 変身だ。

昔、米は人間の大事な食料で
ネズミは その米を 食べまくり
ネコが ネズミを退治した。

今、人間が発明した科学兵器で
日本には もうネズミは ほとんどいなくなり
いずれ 絶滅するだろう。

でも、キャット・フードなんか ほしくない。
毎日、あんなの食ってたら 糖尿病。

ネズミを狩っていた あのころを 忘れないために
タマちゃんは 牙ネコに 変身だ。

ネズミを求めて、平和日本から脱出する。
これから始まる 牙ネコ タマちゃんの 大冒険。



自由詩 牙ネコ、タマちゃんに捧げる詩 Copyright 南無一 2015-02-15 20:39:56
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