冬の空
浩一

冬の空の青さを見あげていると
鼻の先まで
まっ青に染まってしまう

流れるのは
涙ではなくて
少ししょっぱい鼻水

丘のうえにたって
ああこのまま
いつか
いろいろかんちがいしたまま
しんでゆくんだろうなあ
と思う

冬の空の青さを見あげていると
指の先まで
まっ青に染まってしまう


自由詩 冬の空 Copyright 浩一 2014-12-26 13:33:27
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