月と小熊
そらの珊瑚

木苺に僕が夢中になってたら ずるいよ母さん消えちゃうなんて

どんぐりをバケツ一杯食べた日は 僕の内からひしめく芽吹き

こんばんは独りになって見上げれば月も偉大なひとりぼっち

熊の皮かぶってるけど本当は自分が誰か誰も知らない

神様がいるならたぶんこの森が明日も生きて歌をうたうね

この広い世界のほんのかたすみのまあるい巣穴を幸せと呼ぶ





短歌 月と小熊 Copyright そらの珊瑚 2014-11-19 09:20:44縦
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