日向の道ー武家屋敷にてー
服部 剛

雲は、風の吹くままに
落葉は、川の流れるままに
我もまた
自らに内蔵された方位磁針の、指すままに

旅の鞄を背負い
腰かけ石から立ち上がる
我が影は
更なる一歩を日向へと、踏み出さん

風に袖をふるわせて
川のせせらぎに背を押され
方位磁針の、指すままに

何処までも明日へ伸びゆく
石畳の道を  







自由詩 日向の道ー武家屋敷にてー Copyright 服部 剛 2014-11-06 23:58:10
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