インクを新しく買ったので印刷に熱中中
クローバー



インクを新しく買ったので印刷に熱中中
言葉が無限に吐き出される
インクがなくならない限り
もう一枚、また一枚
刻むリズムで夢見心地
埋まる、紙と言葉が僕を埋める
空白、部屋の床
身体と世界の隙間
言葉が無限に吐き出される
紙がなくならない限り
このペースで砂漠に雨を降らせたら
水たまりは何面できるだろうか
暗く重い雲が
頭の上に広がっていくのを
幸せそうに眺める砂漠の少女に
笑顔で挨拶ができるかもしれない
もう一面、もう一面
言葉が空を映している
僕の隙間を吐き出して
言葉がいつまでも印刷できる
白い雲が部屋に充満する
インクの匂いが、止まない音が
吐き出された紙が、言葉が
僕を包んで埋めてしまう
腕も身体も固定されて
ズレも隙間もなくなっていく
安心が生まれる
安心して印刷できる
安心が欲しくて印刷し続ける
インクを新しく買ったから
買い置きの紙もまだまだたくさん。


自由詩 インクを新しく買ったので印刷に熱中中 Copyright クローバー 2014-09-13 10:41:41縦
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