天地無用


たいていは
朝靄の中
大きな
丸い眼を潤ませ
こちらを見て
もぐもぐと
やっている
口元を
見ているうち
どろっと
草地の上に
灰の色をした
肉塊がひとつ
なんとも
温かな匂いで
星を分散させ
輝かしく
横たわり


自由詩Copyright 天地無用 2014-07-08 02:43:46
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