時間と光
クローバー

太陽光からLEDにかわる間に抜け落ちた光が
泣きながら空に帰っていく
そのスピードでも明るさでもない
揺らぎが無くなってしまった光は
言葉を失った人のように
必要とか効率とかに則っていれば生きられてしまう
そしてまた
新たな時間がめくられる
柔らかな熱量が剥き出しになる
ぺらりとめくれた昨日を胸に住まわせて
今日は途方に暮れてみる。



自由詩 時間と光 Copyright クローバー 2014-06-28 14:24:57
notebook Home 戻る  過去 未来