黄色い鬼の物語
藤鈴呼



鬼のような目で
こちらを 見詰めている

お前は 間違って いるのだ と
諭されて いるようで
目を閉じる

吹雪の中で
トンネルの手前を
凝視しては いけないよ

黄色の鬼が
チラチラと
見え隠れして
しまうのだからね


自由詩 黄色い鬼の物語 Copyright 藤鈴呼 2014-05-16 20:44:33
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