さわやかな朝に
無愛想なカッターナイフ
笑いながら手首を切ると
色とりどりのビーズがこぼれ落ちて
アタシは嫌でも
自分がコンビニだと思い知らされる
だから意地でも口紅は塗らない
薄利多売なんだから
万引きしてんじゃねぇよ
アタシの幻滅は
主催者発表で一万回
そんなことより
拡声器を持った奴って
おまわりでも活動家でもダサいよね
それに カ ク セ イ キ って書いたらなんかエッチだし
くだらないと思う？
どうでもいいよ
馬鹿ヅラで歩くアンタたちを
不安でかき混ぜる救急車
それ警告だよ
たぶん気付かないだろうけど
どうせ運命は事務処理的だし
反対も服従も同じゲームじゃん
制服を着た征服欲よりマシな程度
でも雨が降れば
みんなびしょ濡れ
悲鳴をあげる砂糖菓子
ネットで拡散し続けるアタシのハダカ
まだ小学生だったのに
ああ
地球滅びねぇかな
分かるわーテロリスト
なにこれ全然効かない
頭痛と吐き気だけだから
腹立ちまぎれに偽装純愛
キスだけで妊娠したいなあ
そして神を食べる子どもを産むの
思惑通りに世界が終わったら
アタシ泣きながらその子を食べるの
うふふ
「通報しますた！」って
キモいドヤ顔が目に浮かぶわ
共犯者のくせに生意気だよｗ

以上
ここまで全部
アタシの自演



※以前に『もとこ』名義で別の詩投稿サイトへ投稿したものです。