液体窒素
笹子ゆら
君のつけた傷跡に、熱のような冷徹さで焼き付けてしまおう。
痺れる痛みが駆け巡り、完治するまで止めどなく、どうしようもなく、甘美で。
きがついたら、再発してしまう、性質の悪い感染症。
その苦しさは、少し、初恋に似ている。
自由詩
液体窒素
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笹子ゆら
2014-01-31 02:18:13
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