みかん
うみこ

悲しい気持ちの帰り道
疲れた歌のサビのとこ
あなたに言われたようだった

小さくなってしまったと
遠くの夕陽が歌ってる

爪のあいだの蜜柑のかけらが
沈みかけてる太陽みたい

八百屋の前に並んでる
あなたのように愛おしい

うかれた歌のサビのとこ
とても言いたいことだった

こんなところで想い出す
あなたのことが愛おしい


自由詩 みかん Copyright うみこ 2014-01-30 02:21:52
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