乳
つきのいし.
濯ぎ口から
哀し、と吐く元に重なり
狭く縮んだ喉を 搾るよう抜け
いぶくろしろく しろく あたためゆるめた
ほんのいちど体温は ぬくもり ふれる
くだはなだらかに すべられて
私の身体をふらす
落ちて
そそきくちから 再度
すべてしろく しろくと のみこんで
循環すれば どこかへかゆろう
しろく しろく やわらかくしろい
あなたの乳白に 透りとけて
自由詩
乳
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つきのいし.
2005-01-13 18:35:40
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