αと私
吉岡ペペロ

αは叔父さんだった

叔母さんだった

ぼくは友達から聞いて知っていた

それはひどく納得できた

その日いつものように夕飯を食べながら

からだじゅうが痛かった

叔父さん叔母さんのαの準備や実行は

もちろんぼくの見えないところで行われていた


ぼく自身がαのように思えた

傷つく準備や実行は

このように隠されていたのだ


αは叔父さんだった

叔母さんだった

ぼくは友達から聞いて知っていた

それがひどく納得できた

その日いつものように夕飯を食べながら

からだじゅうが痛かった

叔父さん叔母さんのαの準備や実行は

もちろんぼくの見えないところで行われていた










自由詩 αと私 Copyright 吉岡ペペロ 2013-12-25 22:09:35
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