αと私
吉岡ペペロ
αは叔父さんだった
叔母さんだった
ぼくは友達から聞いて知っていた
それはひどく納得できた
その日いつものように夕飯を食べながら
からだじゅうが痛かった
叔父さん叔母さんのαの準備や実行は
もちろんぼくの見えないところで行われていた
ぼく自身がαのように思えた
傷つく準備や実行は
このように隠されていたのだ
αは叔父さんだった
叔母さんだった
ぼくは友達から聞いて知っていた
それがひどく納得できた
その日いつものように夕飯を食べながら
からだじゅうが痛かった
叔父さん叔母さんのαの準備や実行は
もちろんぼくの見えないところで行われていた