時のかけら
番田 

この街に気を許せる人はいない
いつも 暗闇の中
探した いない 友達を
なぜ 心は 強く求める


風景は きっと 何もなかった 
言葉のかけらを 手に
波紋のように消えていく時の
寂しさだけを描いていたのかもしれない


見ていた ノートを そして 閉じて
書いていた 寂しい 詩を 思う
僕は どこに 存在するのだろう
いつか 描いた 時の中で 


詩の形だけを僕は
心の中に描いていたような気がする


自由詩 時のかけら Copyright 番田  2013-11-29 01:14:11
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