「ファンデーション」
宇野康平

マッサージしたのに足取りは重い。厚塗りの化粧に
キツい香水は攻撃であり防御。

ファッション雑誌のスクラップみたいな、ドギツイ
組み合わせは愛嬌たっぷりの皮肉を染み込ませたス
イーツ。だれか、だれか食べて。

楽しいスキップができないハイヒールは嫌い。

通りで踊ってれば蝶が寄ってくるの。

元気だったり死にかけだったり色々あるけど生きて
ます。


《劣の足掻きより:http://mi-ni-ma-lism.seesaa.net/


自由詩 「ファンデーション」 Copyright 宇野康平 2013-11-22 17:05:04
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