ショートソング 1
雨の音

街灯もない夜の海でいまさら月が明るい事に気づいた


霞む夜バイクに乗ってただ泳ぐ息継ぎ代わり歌を歌って


一人きりなんてほんとに当たり前凍える指はそのままでいい


クズでいいダメ人間な僕でいい今は自分で言い聞かせてる


孤高だと君は強いと言われたが人を愛する君ほどじゃない


何かしら言われることをいとうのにそばにいたいと思う不思議さ


人間が考える葦というなら考えないと折られてしまう


大切な想い出だから捨ててゆく痛むからこそ前に進むよ


引き裂いて引きずり出して貪ってそんな事だけ君に捧ぐ


温もりを分け与えたい君の背に強張った翼を見つけてからは


真心を君に捧ぐ引き換えにそのエグい君がとても欲しいの


目を閉じて夜の薫りを嗅ぎながら君の薫りを探して歩く


結局は誰でもいいと思うから僕は君だけ選びたいんだ


正直に言えば恋愛相談は2時昼下がりに流すラジオ


短歌 ショートソング 1 Copyright 雨の音 2013-10-02 06:13:59
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