赤裸々なとうもろこし
小川麻由美

赤裸々 ララ ララ 裸子植物
 裸子植物のたくましさよ
 太古の生命があるのよ

赤道 ドン ドン 肌刺す光
 光のとらえどころのなさよ
 粒子でもあり 波でもあるのよ

光よ ララ ララ 歌うしかない

赤い朝焼け サア サア 青のお出まし
赤い夕焼け サア サア 青のお帰り


私は夜


とうもろこしを 整然と食べた
被子植物だっていいじゃない
 
 たくさん食べたよ
 シャキ シャキ 食べたよ
 一定の運動を繰り返したのよ

だんだん 気分が良くなってきた
 とうもろこしを食べただけなのよ
 なのに なんて
 赤裸々な扱いをしてしまうのか

私は幸福で歌うしかない ララ ララ


自由詩 赤裸々なとうもろこし Copyright 小川麻由美 2013-08-29 02:13:02
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