役割
ミツバチ

小さな手 小さな体 小さな足
大きな手 大きな体 大きな足
笑顔は同じ 違う匂い
寝顔は同じ 違う声

私はいつの間にか大きくなって
君もいつか大きくなる
私はいつか小さくなって
君はまた命を見つめる

私と同じ君 私と違う君
命の重さをこの腕に感じながら
君の未来を思い浮かべる時
母の温もりを思い出す私がいる

繰り返す命
繋がっていく未来
その一部に私がいて
私にもちゃんとした役割があるのだと
小さい君は気づかせてくれた


自由詩 役割 Copyright ミツバチ 2013-07-13 01:39:08
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