網目を行く
番田
目黒の中の誰も知らない道を
いつものように歩いていくとき
僕は詩を書いている気がする
よそ者にはわからない路地の
静かな昼下がりの瞬間を歩いていく
そうして武蔵小山にある
賑やかな商店街のどこかで
誰も知らない中華料理を味わうとき
その味の安さに酔いしれる
自由詩
網目を行く
Copyright
番田
2013-05-20 00:55:48
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