二月末の憂鬱
なきり

溶けそうな横顔
触れたら消えてしまいそうで
伸ばした指先は宙に落ちた
憂いを帯びた隻眼に
僕は映ること無くて
君は何を想っている?
春なんて来なければ、
そう切に願ったけれど


自由詩 二月末の憂鬱 Copyright なきり 2013-05-01 08:27:02
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