キラッとのぴっと
藤鈴呼

キラキラの 贈り物
素敵な輝きを 見せたいから
包むコト キラッタ

キラッとカガヤイタ ゴールドスター
蒼い星なんて 観たことないんだもの
飲み干せなくってよ
呑みこんで 見せてよ
ごくん と 音立てて しまう 位に

粒粒の汗が キラリと光るなんてのは
視界から 消えぬ距離が 丁度良い

少し 遠くで
そう

ブラウン管の時代に 遡っちゃったりして
逆上がりをしながら 空を 見上げちゃったりして

ちょっと 中二病な呟きと共に
思い切り 吐いた息の中に 浮かぶ 真実

モノクローム
気怠い 午後の光

夕刻前の煌めきは
何だって 美しく 魅せるから

薄茶色に 汚れた心を 洗えなくっても
きっと 大丈夫
そっと 翳したら
影踏みの間に
のぴっ と 伸びて 暮れちゃうから

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自由詩 キラッとのぴっと Copyright 藤鈴呼 2013-04-04 08:24:56
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