悔しくて
藤鈴呼


その時の
あの時の

こっちかな
どっちだったっけ

段々と
薄れる記憶

それでも
淡く 繋がり行くならば
見詰められると

薄明りの下で
綺麗な★を 観た

最近じゃあ
全て 明るく 見えるんです

心ならば
何処までだって
輝きましょうもん

いえ
違うのです

信号も
街灯も
どこかの台所から 漏れる灯りも

全てが 爆発して
・・・なんて
おちゃらけていた 時代をも
払拭する 程に

オレンジスプレー ぶっかけても
良い 香りに 包まれるダケで
汚れの 根本は
取れないのですよ

汚れの 原因が
撮れないのですよ

それが 
悔しくて

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°


自由詩 悔しくて Copyright 藤鈴呼 2013-03-08 00:38:27
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