マーユちゃん
藤鈴呼

キミが マーユを 買って来た
確か 馬の油と 書くんだよねぇ

それって あすこの ラーメンに
入ってた 気が するんだけど
と言う 呟きごと カットして

キミは すする
黄身は とける

海苔パララっ と ハラリ落ち
一瞬で のんべんだらりん
まるで 夏バテ

未だ 早いでしょう? と
笑いながら 持つ 蓮華は
当然の如く れんげ模様

最近は あざみ が 咲く丘
似たような 色合いだからって
間違えないでね って
念を押す

ビームが 届く 直前で
白濁した スープの
最後の 一滴を
飲み干して しまった

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自由詩 マーユちゃん Copyright 藤鈴呼 2013-03-06 23:05:55
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