今に失うもの
番田 


時計が回るたびに
たどるべき道を 僕は ときどき忘れる
そうして思い出す あれは 10年前のシンガポール旅行でのこと
これから 僕は どこに行くのだろうと思っていた
行くべきであったろう 来た道と 帰る道
その風景を アメリカの通りに見た


なんとか 僕は 4日目の朝に家に帰り
部屋のフトンに横たわった
きっと この会社には もう いられないのだと
ブログを 自分へ 書いていた


自由詩 今に失うもの Copyright 番田  2012-11-20 02:43:27
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