あしあと、たましいの
飯沼ふるい







空想の間隙に



      読み人、知らずの





   文字の

       うたの


  声ない、叫びの


塊、のたましいの



あさましい



  たのしい

       の   魂、のかたまりが


かくれんぼ




   それは
きみから



指し示された、 無限でないほうの



秘密に 似る




    空想の間隙を


逆にたどって

            っど

         
               た

                 に逆



   をとあしあのへたしあはしたあ




めくれた


傷口


    うずたかく


            うずもれて
 

      たなびく


          囁きに

   うずくのは


  光のほうへ
      明け放たれている


  こどく


         踏み、ならされていく 
 
                 交感


   待ちつづけている  あしあと


自由詩 あしあと、たましいの Copyright 飯沼ふるい 2012-09-12 20:38:01
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