2011年07月31日
ずいぶん昔に観光旅行で訪れたことがあり、晴れていてコバルト色の湖面が美しく、ガイドさんには幸運だと言われたが、暑くて、景色をしみじみと鑑賞する余裕が持てなかった。薄いミルク色の屈斜路湖にも立ち寄ったが、そこも簡単に辿り着いた記憶があり、それ以来、札幌から2時間程の位置にあるものとずっと信じていたが、地図を拡げると国後島の近くにあるのに驚く。そんな遥か遠い摩周湖にわざわざ出かけていったのが今では信じられない。旅程の関係で帯広で途中下車し宿を取ったのも記憶しているが、それは摩周湖の帰りだったのだとやっと気づく。無論この旅行は私が計画し列車やバス、旅館の予約等をしたのだから、当時は位置関係などをはっきりと把握していたのは確かだが、旅行の後では地理的な知識は霧のように消えてしまい、最近では札幌からほど近い山地にあり、誰でも手軽に行ける神秘な湖となっている。