女友達はブルガリア人
ジム・プリマス

好きな人との夢は

潰えさったけど

その直前に

生まれて初めて

女友達ができた

彼女はブルガリア人だ

どこが気に入ったのか知らないけど

とても親切にしてくれる

最近では親切にしてもらっても

当たり前に対応してしまって

もっと大切にしなくてはならないと思っている

何か料理を作って振舞いたいのだけど

宗教の禁忌に障るために彼女は

四月の中ごろまで肉が食べられないので

今はもどかしい思いをしている

うりざね顔で大きな目が特徴的だ

上目使いで見つめられるとドキドキする

散歩に付き合ってもらったり

一緒に勉強したりしている

彼女との時間は

まだまだ先につながっている

彼女との時間を大切にしようと思う

食事を奢ってもらって、そのままなので

なにかお返しがしたいだけど

どうしようか悩んでいるところだ

好きな女に振られて

頭は真っ白けだったけど

彼女のおかげでどうにか持ち直している

彼女がいなければ

僕は途方に暮れていたと思う






自由詩 女友達はブルガリア人 Copyright ジム・プリマス 2012-03-14 07:12:59
notebook Home 戻る