ふたりだけのヒカリは 永遠に……
洞野いちる

あたたかな 陽射しの中 眠たげな君の瞳 愛しく映る
そんな何に気ない時間 終わってほしくないと願った

出口のない深い森の中
迷う日々だけが続いてく
歩き疲れ 立ち止まったとき
差し伸ばされたひとつの笑顔と手

どんなに僕が追い払っても
その笑顔は僕を裏切らなかった

恐る恐る握った
手のひらのぬくもり
伝わってくるあたたかさ

僕を絶望から救ったのは
君の笑顔のヒカリ

きらめいて きらめて きらめいて
君の笑顔 僕の心に陽だまりを作るよ
君が太陽なら 僕は君を包む風になる

ずっとこのままでいさせて
君ともっと一緒に過ごしたいから
君が迷えば僕がヒカリになるよ

あたたかな 陽射しの中 眠たげな君の瞳 愛しく映る
そんな何に気ない時間 ふたりだけのヒカリは 永遠に……


自由詩 ふたりだけのヒカリは 永遠に…… Copyright 洞野いちる 2012-02-26 10:00:10
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