孤独の告白
吉岡ペペロ

こどもの頃からだ

ひとに相談なんてしたことがなかった

可愛いげもなかった

しても仕方がないと分かっていた

こころに届いてくるものなどなかった

見当違いのスコップで

浅く掘り返されるだけだった

そのたびに傷ついていた


さびしくて認めてもらいたくて

さ迷っていたような気がする

悲しいより寂しいのほうが孤独だった

これはきっと劣等感なのだろう


こどもの頃からだ

ひとに相談なんてしたことがなかった

可愛いげもなかった

しても仕方がないと分かっていた

こころに届いてくるものなどなかった

見当違いのスコップで

浅く掘り返されるだけだった

そのたびに傷ついていた




自由詩 孤独の告白 Copyright 吉岡ペペロ 2012-01-15 03:14:07
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